海外FX業者「HYCM」（エイチワイシーエム）の実際も利用し、その経験を元にデータを集めた記事を作成しました。
使用感やメリット、デメリットを深く掘り下げ、実際の利用状況に即した情報を提供しています。
HYCMの利用を検討している方は、この記事を参考にしていただけると幸いです。
※2023年12月に告知もなく日本撤退。日本外としても申し込みは非推奨です。
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下記はサポート窓口一覧です。
- Lineサポート
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URL / https://twitter.com/fxmediabackup - メールサポート
メールアドレス / info@fxmediabackup.com
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メリットとデメリット
| メリット | デメリット |
| 日本語でのサポート対応 | Fixed口座でのスキャルピングは禁止 |
| 幅広い取引商品 | 入金ボーナスには出金するには条件あり |
| 入金時のボーナス提供 | 日本人向けサービスはライセンス未取得 |
| 新規口座開設時のボーナス予定 | 残高が増えるとレバレッジに制限 |
| 最高1,000倍の高レバレッジ | 国内銀行送金には対応していない |
| 追加保証金不要のゼロカットシステム | |
| ストップレベルがゼロ | |
| MT4、MT5、cTrader複数の信頼できるライセンス保有をサポート |
執筆者の感想、及びレビュー
HYCMは、1977年に香港で設立された、金融業界で長い歴史を誇る企業です。
このグループは、イギリスFCA、キプロスCySEC、ケイマンCIMAなどの高名なライセンスを取得し、25回以上の受賞歴があり、高い評価を受けています。
HYCMでは、どの口座タイプでも最大1,000倍のレバレッジが可能で、スプレッドも狭く、MT4とMT5の両方に対応しており、トレーダーにとって魅力的な取引環境を提供しています。
2023年10月からは日本語でのサポートが始まり、さらに13,777円の口座開設ボーナスが提供されています。
取引及び開設にあたっての評価【S】
口座タイプは3種類
| Fixed口座 | Classic口座 | Raw口座 | |
|---|---|---|---|
| 1ロットの価値 | 100,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 | 500倍 |
| 取引ツール | MT4 MT5 HYCM Trader | MT4 MT5 | MT4 MT5 |
| 注文方式 | NDD STP | NDD STP | NDD ECN |
| スプレッド | 原則固定制 1.5pips〜 | 変動制 1.2pips〜 | 変動制 0.1pips〜 |
| 取引手数料 | – | – | $4 /1ロット |
| 最大取引ロット | 250 | 250 | 250 |
| 最低取引ロット | 0.01 | 0.01 | 0.01 |
| 最大ポジション数 | |||
| ゼロカット | あり | あり | あり |
| ロスカットレベル | 20% | 20% | 20% |
| ストップレベル | 無し | 無し | 無し |
| 口座開設ボーナス | あり | あり | あり |
| 入金ボーナス | あり | あり | 無し |
| 取引ボーナス | あり | あり | あり |
| 最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 5ドル |
各種口座開設方法について
・1: 口座開設ファームへの入力。
HYCMの実際の取引口座を開設するためには、まずHYCMのリアル口座開設ページにアクセスしてください。
そこで必要な個人情報を入力し、取引口座の設定を完了させます。
・2:メールアドレス認証
口座開設フォームに必要情報を入力し終えた後、指定したメールアドレスに確認用のメールが送信されます。
このメールに含まれる指示に従って、メールアドレスの確認作業を行ってください。
･3:自己資金を入金
HYCMは13,777円のボーナスがありますが、このボーナスだけでは大きな利益を得ることは困難です。
より大規模な取引を希望する場合は、自分の資金を口座に入金することを検討しましょう。
入金方法には、クレジットカード、デビットカード、仮想通貨、Perfect Money、または海外銀行送金が利用可能です。
・4:MT4、MT5、HYCMで取引開始
HYCMでの実際の取引には、MetaTrader（MT4またはMT5）またはHYCM専用アプリが必要です。
パソコンを使用して取引する場合、HYCMの公式ウェブサイトからMT4かMT5のソフトウェアをダウンロードしてください。
iPhoneやAndroidのスマートフォンを使用する場合、MT4またはMT5のアプリを使用するのが一般的です。
また、MT5口座をお持ちの場合は、HYCMの専用アプリでも取引が可能です。
追証の危険性がない「ゼロカットシステム」を導入
HYCMでは、追加証拠金（追証）が必要ないゼロカットシステムを採用しています。
このシステムは、市場の急な動きによって口座残高以上の損失が生じた場合、その超過分を業者が負担するというものです。
日本のFX業者の場合、法律でゼロカットが禁止されているため、残高を超える損失が出た際には追証が請求され、自己資金以上の損失を被る可能性があります。
しかし、HYCMのような海外の業者を利用することで、自己資金を超える損失の危険を防げます。
詳しい説明は下記の記事にあります。合わせてご参照下さい。
「NDD」を採用
HYCMでは、注文処理にNDD方式（ノン・ディーリング・デスク）を採用しています。
この方式では、ディーラーの介入がなく、全ての処理がシステムによって自動で行われます。
これにより、日本のFX業者が多く使用するOTC方式やDD方式よりも高い透明性が実現しています。
ただし、FX通貨ペア以外のCFD商品に関してはOTC方式を採用しており、市場の流動性が低い銘柄や時間帯では、注文が約定しないことがあります。
1,000倍のレバレッジ
HYCMでは、どの口座タイプでも最大1,000倍のレバレッジを利用できます。
口座を開設する際、初期設定で最大レバレッジを選択しても問題はありませんが、高いレバレッジに不安を感じる場合は、設定でレバレッジを低くすることも可能です。
ただし、保有するポジションの総量が一定の水準を超えると、最大レバレッジが段階的に下がります。
例）0〜3ロットでは最大1,000倍、3〜10ロットでは最大500倍、10〜20ロットでは最大400倍、20〜30ロットでは最大300倍、30ロット以上では最大200倍のレバレッジが適用されます。
ストップレベルゼロ
HYCMでは、全ての通貨ペアとCFD商品についてストップレベルをゼロに設定しています。
これにより、トレーダーは市場価格のすぐ上やすぐ下に指値注文や逆指値注文を設定することができます。
スキャルピング可能
HYCMではスキャルピング戦略が全面的に許されており、短時間の取引を何度も行っても問題ありません。
しかし、インターネットの遅延やシステムのバグを悪用した高頻度取引は規約違反と見なされ、口座が凍結されることがあります。
また、複数の口座を使用しての両建て取引や、HYCMと他の海外FX業者を使った両建て取引は許可されていないため、このような取引は避けましょう。
Fixed口座は、EA使用不可
HYCMでは、一般的にはEA（エキスパートアドバイザー）による自動取引が可能です。
ただし、固定スプレッドを提供するFixed口座では、EAの使用が許可されていません。
自動取引を利用したい場合は、変動スプレッドのClassic口座かRaw口座を選択する必要があります。
安全性及び、信頼性の評価は【-】
※2023年12月に告知もなく日本撤退。日本外としても申し込みは非推奨です。
ライセンス
HYCMは世界中に拠点を持つグローバルなグループで、いくつかの国で金融ライセンスを取得しています。
HYCM Capital Markets(UK)：英国金融行動監視機構FCA（番号：186171）
HYCM (Europe)Ltd：キプロス証券取引委員会CySEC（番号：259/14）
HYCM Ltd：ケイマン諸島金融庁CIMA（番号：1442313）
HYCM Capital Markets (UK) Limited：ドバイ金融サービス機構（番号：F000048）
日本に住んでいる人がHYCMで口座を開設する場合、セーシェル法人が担当することになりますが、セーシェルではHYCMは金融ライセンスを持っておらず、法人登記のみがされています。
分別管理で管理
HYCMは、ユーザーから預かった資金を「分別管理」という手法で保管しています。
これは、業者の運営資金と顧客の資金を分けて管理する方法で、海外FX業者において一般的な管理方式です。
分別管理されている業者を利用することで、預けた資金が不正に使用されるリスクは低くなりますが、これは社内管理に限られるため完全に安全とは言えません。
しかし、1977年の設立以来、HYCMは数々の市場の変動を経験して顧客の資金を守り続けてきた実績があります。
一方で、日本のFX業者は顧客の資金を第三者機関に信託保全しており、業者が破綻しても資金が返還されるため、分別管理のみを行う海外FX業者よりも安全性が高いと考えられています。
公式Webサイト https://hycm.com/ja
運営会社 HYCM Limited（セーシェル共和国）
設立 1977年
管理方法 分別管理
ボーナスの評価は【B】
HYCMでは、新規口座開設ボーナスは、入金不要で13,777円が付与されるものです。
このボーナス自体は出金できませんが、3ロット以上の取引を完了すると、取引から得られた利益を出金することが可能です。
また、初回入金には最大500ドルまでの100%ボーナス、2回目以降の入金には最大4,500ドルまでの20%ボーナスが適用されます。
ただし、入金ボーナスを受け取った場合、1,000ドルごとに30ロット以上の取引を行う必要があります。
これを満たさないと、ボーナス額は出金できません。
取引ツールの柔軟性の評価は【A】
プラットフォーム及び、アプリについて
HYCMの取引プラットフォームは「MetaTrader」を採用しており、MT4とMT5の両方が利用可能です。WindowsおよびMac向けのプラットフォームが提供されているだけでなく、iOSやAndroidデバイスにも対応しています。
この多様なOSとデバイスのサポートにより、様々な環境で取引が行えます。
さらに、HYCMはモバイルアプリも用意しており、取引や口座管理をアプリ一つで簡単に行うことができます。
VPS利用可能
VPSの提供はありません。
サポートの評価【-】
※2023年12月に告知もなく日本撤退。日本外としても申し込みは非推奨です。
HYCMは2023年10月より日本語でのカスタマーサポートを開始しました。
現在、サポートはメールとLINEを通じて提供されています。
また、HYCMの公式ウェブサイトは日本語に対応しており、英語が苦手な方でも安心して利用することができます。
入出金対応の評価【B】
入金方法
HYCMに入金する方法には、クレジットカード、デビットカード、仮想通貨、Perfect Money、海外銀行送金などがあります。
クレジット・デビットカードを使用すると手軽かつ迅速に入金できますが、対応はVISAとMastercardに限られており、カードによっては海外FXへの入金が制限されることがあります。
なお、日本国内からの円入金や、bitwalletやSTICPAYなどの一般的なウォレットサービスには現在対応していません。
出金方法
HYCMでは出金オプションが入金方法と同様に設定されています。
ただし、出金方法は入金方法と同じものを使う必要がありますが、利益に関しては異なる方法での出金が選べます。
出金する際、もし出金額が300ドルに満たない場合、30ドルの手数料が発生するので、この点を考慮することが重要です。
手数料の評価は【A】
手数料、スプレッド
| Classic | Fixed | Raw | |
| USD/JPY | 1.2 pips | 1.8 pips | 0.6 pips ($4.0) |
| EUR/JPY | 1.7 pips | 2.0 pips | 1.1 pips ($4.0) |
| GBP/JPY | 2.2 pips | 3.0 pips | 1.4 pips ($4.0) |
| AUD/JPY | 1.8 pips | 2.5 pips | 1.1 pips ($4.0) |
| AUD/USD | 1,3 pips | 1.8 pips | 0.7 pips ($4.0) |
| EUR/USD | 1.5 pips | 1.5 pips | 0.5 pips ($4.0) |
| GBP/USD | 1.3 pips | 2.0 pips | 0.8 pips ($4.0) |
| XAU/USD | 0.25 | 0.35 | 0.22 ($0.5) |
スワップポイント
| Long Swap Points | Short Swap Points | |
| USD/JPY | 4% | -7% |
| EUR/JPY | 2,5% | -0,5％ |
| GBP/JPY | 3.25% | -6% |
| AUD/JPY | 2% | -6% |
| AUD/USD | 0% | -3% |
| EUR/USD | -0,5% | -2,5% |
| GBP/USD | -1,25% | -1,75% |
入出金に関する手数料
HYCMでの入出金に関して、基本的に手数料はかかりません。
ただし、出金額が300ドルに達していない場合、30ドルの手数料が発生します。
そのため、出金を検討する際は、手数料を避けるためにも300ドル以上を出金することをお勧めします。
口座維持に関する手数料
HYCMでは、通常口座維持手数料は不要です。
ただし、90日以上取引や入出金がない場合、口座は「休眠口座」とみなされ、その後は毎月10ドルの手数料が発生します。
長期間口座を使用しない場合は注意が必要です。もし口座残高がゼロの状態で手数料が発生した場合、その口座は凍結され、再利用ができなくなります。
取り扱い銘柄の多さの評価【S】
HYCMは、取引できる銘柄が非常に多いのが特徴です。
FXの通貨ペアだけでなく、さまざまなCFD商品を取引することが可能です。
FX通貨ペア66銘柄、仮想通貨CFD28銘柄、貴金属CFD（現物2銘柄、先物4銘柄）、指数CFD（現物12銘柄、先物15銘柄）、株式CFD141銘柄、原油CFD3銘柄、コモディティCFD5銘柄など、多岐にわたる商品があります。
FX取り扱い銘柄
メジャーペア
AUDUSD, EURUSD, GBPUSD, NZDUSD, USDCAD, USDCHF, USDJPY
マイナーペア
AUDCAD, AUDCHF, AUDNOK, AUDNZD, AUDSEK, AUDSGD, CADCHF, CHFDKK, CHFNOK, CHFPLN, CHFSGD, EURAUD, EURCAD, EURCHF, EURGBP, EURHKD, EURHUF, EURMXN, EURNOK, EURNZD, EURPLN, EURSEK, EURSGD, GBPAUD, GBPCAD, GBPCHF, GBPDKK, GBPNOK, GBPNZD, GBPPLN, GBPSEK, GBPSGD, GBPZAR, NOKSEK, NZDCAD, NZDCHF, NZDSGD, USDCZK, USDDKK, USDHUF, USDINR, USDMXN, USDNOK, USDPLN, USDSEK, USDSGD, USDZAR
クロス円ペア
AUDJPY, CADJPY, CHFJPY, EURJPY, GBPJPY, HKDJPY, MXNJPY, NOKJPY, NZDJPY, SEKJPY, SGDJPY, ZARJPY
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